#安倍とヤクザと火炎瓶 はネット上のデモだという話
いきなり仰々しいタイトルに感じられるが、知らない人のために事の経緯を説明します。
2000年当時に衆議院議員だった安倍首相の自宅に火炎瓶が投げ込まれたという事件がありました。この事件は裁判になり犯人は起訴され懲役判決が下ることになるのですが、当時の安倍衆議院議員は安倍と近い江島潔市長を再選させるべく対立候補である賀敬章氏を誹謗中傷するビラまき”業務”を暴力団の工藤会に依頼していたというトンデモな事実がありました。その報酬として500万円請求されたのですが、ケチって300万払ったというのがこの話の全容です。やばいね。まず暴力団に通じちゃう時点でアウトなのに、さらにケチっちゃうってところがこの話を面白くさせます。なんでケチった?
この件を山本太郎議員がカジノ法案と絡めて「選挙妨害を行い、しかも暴力団と取引を行う様な人物(安倍)がカジノ管理委員任命者や総理をやることには問題がある」と追求し、それまでこの件を知らなかった人たちに知られるように。
それを受けてツイッター上で、#ケチって火炎瓶 というハッシュタグがトレンド三位くらいまで上昇し、政治に関心のない層にも広がりました。そのグレードアップ版として #安倍とヤクザと火炎瓶もまたトレンド一位に躍り出ました。
ホント、信じられない話である
さてと。前置き長くなったところでタイトルの件に戻りますとこれってネット上でできるデモ活動なんですよ。一斉にハッシュタグをツイートしてトレンド入りを達成し、それまで知らなかった人たちにも認知を広げる。
デモだって?デモって通りや広場でやるものだろう
確かに。でもリベラルネット戦略上では見方は変わります。永田町で集まってのデモは政治家に主張をアピールできますが、無関係の人たちにまでその声は届きにくい。今までは場所を変えて渋谷や新宿で行うということをしてきました。そのやり方でも一定の効果はありますが、ネット上のこの動きならツイッターやってる人間であれば地域に関係なく不特定多数にリーチする点で優れていますよね。それにどこかへ行く必要ないもんね。家にいながらできてしまう。ヤッタネ
特に #ケチって火炎瓶 政治に拒否体質を持つ人でも、「ん?なんだこのタグ」って思わせられるタグですよね。そういった点も素晴らしい。ただ今はツイッター社側の処理なのか #ケチって火炎瓶 ではトレンド入りしなくなってしまいました。だからタグを変えたんですね。
リベラルネット戦略にも新たなレパートリーが増えてしまいました(嬉)。定期的にこういう動きが活発化する様にしていきたいところです。
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